カテゴリ
全体カマルへようこそ 一馬のフォト カマルのCafe カマルのつどい、イベント ネパールの旅・トレッキング ネパール教育支援の旅 旅 あれこれ カマルの庭 トピックス カマルのベランダ菜園 大石一馬ネパール奨学基金 アクセスマップ 以前の記事
2024年 03月2024年 02月 2024年 01月 2023年 12月 2023年 11月 2023年 10月 2023年 09月 2023年 08月 2023年 07月 2023年 06月 more... フォロー中のブログ
最新のコメント
リンク
ライフログ
検索
外部リンク
ファン
ブログジャンル
画像一覧
|
8000m峰登頂の歴史・・・・⑤
続いての8000m峰は「カンチェンジュンガ」世界第3位で8586mです。
ネパールの東端にあり、インド・シッキム州との国境に聳えています。 日本人でこのカンチェンジュンガを見ながら苦労して、チベットに入った人が二人います。 河口慧海が第2回目のチベット入りに際し、シッキムを北上して大正3年(1914年)正月4日の夜を「ケンチンゼンガ」の東の渓谷に泊まった。と旅行記にあります。その時の感想は・・・・夕陽を呑んだ大雪山の偉相は、黒く台地に座し、頂の雲の茜色に染むるところ、赫々たる大不動明王が忿怒奮迅(ふんどふんじん)の偉相を思わせた。・・・・ もう一人が同じ僧侶で青木文教という人で、1912年仏教研究の為ネパールのイラムに入りネパール側を北上しチベット入りしているようです。 山名はチベット語で「五つの宝庫をもつ偉大な雪山」の意味。 古く1848年に初めてこの地を探検したイギリスのJ・Dフーカー、そして99年にはイギリスの登山家D・Wフレッシュフィールドが山岳写真の巨匠を伴ってカンチェンジュンガ一周を成し遂げ素晴らしい写真とともに名著を残しています。(読んでみたい本です) 戦前ドイツはじめ欧州の登山隊を寄せ付けなかったこの山も1955年イギリス隊により初登頂されました。 この一馬の写真は北面ですので、反対の南側ヤルン氷河ルートから登っています。 この後ネパールとインドの登山規制から間があき、77年解禁された年にシッキム側よりインド隊が第2登を成し遂げています。 カンチェンジュンガの西峰はヤルン・カンと呼ばれ、8505mもの高さがあります。 近くには中央峰8482m、南峰8476mと8000mと主峰を囲む大きな山塊です。 この写真の最も右側の少しなだらかに見えるピークがヤルン・カンです。 その左がカンチェンジュンガ主峰8586m。
by gallery_kamal
| 2008-07-11 15:35
| 一馬のフォト
|